日本将棋連盟は16日、公式戦番勝負対局規定検討委員会を発足した。この日、第1回討論が東京・渋谷区の将棋会館で行われ、冒頭、日本将棋連盟・清水市代会長があいさつした。

 昨年12月に福間香奈女流六冠が「対局の日程と出産予定日の前後計14週の期間が一部でも重なる場合、対局者が変更される」という規定をめぐり要望書を提出。連盟は規定の削除と委員会の設立を発表していた。

【清水会長のあいさつ全文】

本日は公式戦番勝負対局規定検討委員会の初回の開催を迎えまして、お忙しいなか任命をお受けいただいた皆さまに日本将棋連盟を代表しまして深く感謝申し上げます。

先般、タイトル戦における妊娠出産の規定と内容につきまして問題提起がございました。当連盟と致しましてはファンの皆さま、関係者の皆さまに大変ご心配をおかけいたしておりますこと、そして女流棋士の皆さまにそんな思いを抱かせてしまったことを大変重く受け止めております。

対局者の健康と安全の確保、そして本人意思の尊重。棋戦全体の公平性は重要でして、それらを同時に満たす制度が望まれております。それには医療、法務、競技運営、そして主催者実務並びに対局者の視点と専門的かつ多面的な検討が必要不可欠であり、そこで皆さま弁護士の方々、お医者様、女流棋士の代表、そして運営の経験者の皆さまに議論として参画いただいての委員会立ち上げとなりました。

委員の皆さまには連盟からの諮問につきまして議論を尽くしていただきたく、主催者やタイトルホルダーの方々のご意見を伺うための招致なども含め、検討の進め方は委員会の主体性にゆだねさせていただきます。

なお自由活発な議論の確保と当事者のプライバシー保護の観点から、本日の討議につきましては非公開とさせていただきます。

当連盟は今後も委員会の検討に必要な情報、実務の支援を行いまして、いただいた助言を真摯(しんし)に受け止め、持続可能な制度の実現につなげて参りたいと思っております。

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