子育てや家庭のあり方などについての様々な内容をテーマに、多数のゲスト講師を招いてメッセージを発信し続けるテレビ静岡の教育番組「テレビ寺子屋」。2月1日の放送は医師で作家の鎌田實さんの「アレアレ症候群からの脱出」を放送(テレビ静岡午前6時30分から7時)する。

 諏訪中央病院名誉院長の鎌田さんは地域医療に携わる傍ら、イラクや東日本の被災地支援にも取り組み、「がんばらない」「大・大往生」など著書も多い。

 鎌田さんが列車に乗っていた時に、前に座った老夫婦のこんな会話を紹介する。

「かあさん、“アレ”どうなったかな?“アレ”、なんとかしとかないとな」

「おとうさん大丈夫よ、“アレ”は私がなんとかしておいたから心配しないで」

 固有名詞が一度も出てこない状況。でも、お互いの中で“アレ”が何かはわかっている。だから認知症ではない、という。固有名詞がちょっと出てこなくなった状況を、鎌田さんは「アレアレ症候群」と名付けた。「アレアレ症候群」はSCD(主観的認知機能低下)という、認知症が発症するかなり前の段階で、ここから少し症状が進行するとMCI(軽度認知障害)という認知症の前段階になるのだという。

 また老化には「3つの曲がり角」があり、その「老化の3つの曲がり角」をうまく曲がった人は、80歳になっても90歳になっても元気で、アレアレ症候群にもならずにいられると感じる、という。若いうちからコツコツと行動して「アレアレ症候群」から脱出する方法を、鎌田さんが伝える。

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