日本将棋連盟は16日、公式戦番勝負対局規定検討委員会を発足した。この日、委員による第1回討論が東京・渋谷区の将棋会館で行われた。

 昨年12月に、福間香奈女流六冠が「対局の日程と出産予定日の前後計14週の期間が一部でも重なる場合、対局者が変更される」という規定をめぐり要望書を提出。連盟は規定の削除と委員会の設立を発表していた。

 福間と同じく妊娠・出産を経験した上田初美女流五段、岩根忍女流三段が委員入り。棋戦の主催社、医師、弁護士ら幅広い職種から集まった。日本将棋連盟の清水市代会長は「対局者の健康と安全の確保、そして本人意思の尊重。棋戦全体の公平性は重要でして、それらを同時に満たす制度が望まれております。それには医療、法務、競技運営、そして主催者実務並びに対局者の視点と専門的かつ多面的な検討が必要不可欠であり、そこで皆さま弁護士の方々、お医者様、女流棋士の代表、そして運営の経験者の皆さまに議論として参画いただいての委員会立ち上げとなりました」と説明。

 連盟は委員会に諮問書を提出し「令和8(2026)年4月30日までに、統一的な運用指針(案)として取りまとめのうえ、答申願います」とした。

◆公式戦番勝負対局規定検討委員会(敬称略)

委員

安達知子 恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院名誉院長

伊丹俊彦 日本将棋連盟非常勤理事・弁護士

倉元健児 (元)囲碁将棋チャンネル代表取締役社長

津江章二 (元)共同通信社編集委員

中川洋子 榎本・藤本・安藤総合法律事務所弁護士

林逸子 日本女子プロ将棋協会業務執行理事

上田初美 女流棋士

岩根忍 女流棋士

内山あや 女流棋士

アドバイザー

福原あゆみ 長島・大野・常松法律事務所弁護士

事務局

糸谷哲郎 棋士 日本将棋連盟常務理事

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