楽天から国内フリーエージェント(FA)権を行使して他球団への移籍を目指していた辰己涼介外野手(29)が残留することが16日、決まった。この日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、サイン(年俸は非公表)。

「内容は言えないが愛のある契約形態にしてもらった。期待をしてくれた球団の方や、携わってくれた方がいる。いい報告ができるシーズンにしたい」と心境を口にした。

 当初から球団側は宣言残留を容認。辰己には他球団からのオファーはなく、昨年の12月には残留を決断していたという。残留の決め手については「12月に石井さんから連絡をもらって、内容は言えないですが、愛のある言葉をいただいた。大切に育ててくれたのが、FA権を行使してみて分かった。優勝させるために頑張りたい」と明かした。

 辰己はかねてメジャー挑戦への意欲もあり、ポスティングシステムを利用した移籍を昨シーズン中に要望も、球団に認められなかった経緯がある。この日の契約更改後にメジャーへの思いについて問われ、「ここ1年に集中することしか考えてない」と、きっぱり。チームを優勝に導くために尽力していく。

 立命大から18年ドラフト1位で入団。

中堅手として21年から4年連続ゴールデン・グラブ賞に輝いたが、昨季2軍落ちするなど、114試合出場で打率2割4分、7本塁打、32打点と苦戦した。「感謝を表すシーズンにしたい。本気で優勝したい」と決意新た。心機一転、楽天で勝負する。

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