昨季限りで広島を退団した田中広輔内野手(36)が17日、マツダ内で取材に応じ、現役引退を表明した。16~18年にリードオフマンとしてリーグ3連覇を支えた。

昨年10月に戦力外通告を受け、現役続行を目指して他球団からのオファーを待っていた。

 田中は「現役続行を考えながら動いていた反面、自分の年齢とか、自分がどういう状況に置かれているのかっていうのも理解はしていた。(25年の)年内に、辞めるという決断はしていました」と説明。NPBに絞ってオファーを待っていたといい「それ以外でプレーするのは考えていなかった」と明かした。「経験上、まだやれるっていう思いももちろんあったんですけど、その気持ちだけじゃできないっていうのも理解はしていた。そういったのも踏まえて決断しました」と続けた。

 昨年は7月14日まで約1か月間は1軍でプレーしたものの、14試合の出場のみ。ウエスタンでは62試合で打率3割3分3厘と結果を残していた。昨年9月に球団から構想外が伝えられた。「2軍ではあるけど、成績が僕自身を諦めさせてくれなかった。辞めるならボロボロになるまでやって終わっていきたい」と現役続行を目指して退団を選んだが、カープ一筋12年でユニホームを脱ぐ。

 東海大相模高、東海大、JR東日本を経て2013年ドラフト3位で広島入団。

15~19年にかけて歴代6位の635試合連続フルイニング出場した。17年に盗塁王、最高出塁率、ベストナイン。18年にゴールデン・グラブ受賞。19年に右膝半月板の手術を受けて以降は苦しいシーズンが続いた。通算1203試合で打率2割5分6厘、69本塁打、348打点、131盗塁。通算1000安打まで35に迫っていた。

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