社員ら約100人が関与した31億円規模の不正が明らかになった外資系生命保険大手プルデンシャル生命保険(東京・千代田区)は17日、問い合わせのコールセンターが混雑していると明らかにした上で、「財務基盤は安定しており、保険金支払い能力や契約に問題はない」と発表した。

 同社調査によると、業務とは無関係の私的な投資勧誘や、顧客との金銭貸借を行っていた社員・元社員は106人(実人数)で、被害を受けた顧客は約500人に及ぶ。

これを受け、間原寛社長兼最高経営責任者が2月1日付で辞任する。

 主な手口は

 ▼投資・儲け話の持ち掛け(着服含む)

 ▼顧客からの借金・金銭貸借

 ▼社名入り書類で架空商品勧誘

 ▼「社員しか買えない」持株制度悪用

 ▼保険料立て替え時の過大請求

 ▼ファクタリング投資 「自分の顧客が行っているファクタリング投資に参加すれば月利10%を得られる」と勧誘。当初は配当が支払われたがその後滞り、返金されなかった。

 ▼仮想通貨(暗号資産) 「自分も儲かっているので投資しないか」と関係者を紹介。顧客が投資したが、システムにログインできなくなり資金が回収不能となった。

 ▼無登録企業への投資 国内で登録・認可を受けていない企業や商品を紹介。その後、当該企業が業務停止となり返金されなかった。

 ▼専門家を騙(かた)る直接預託 「自分は資産運用の専門家。私に預ければ元本割れリスクなく高配当を得られる」と騙り、元社員自身が金銭を受け取った。

 ▼架空の事業投資 「建築用材の会社で運用するため、投資金として金を貸してほしい」と依頼し、借用書を作成して金銭を借り受けたが返済されなかった。

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