◇リーグワン第5節 静岡ブルーレヴズ47―36三菱重工相模原ダイナボアーズ(17日・ヤマハスタジアム)

 静岡ブルーレヴズは相模原を47―36で下し、今季ホーム初勝利を挙げた。リーグ戦初先発となったルーキーのSO筒口允之(まこと、23)=天理大=が20―22で迎えた後半10分に逆転の独走トライ。

チームを勢いづかせると、その後もバックス陣が3トライを決めて相模原を突き放した。2026年初勝利で連敗を3で止め、通算成績を2勝3敗とした。レヴスの26年初勝利を引き寄せたのは、次世代の司令塔候補だった。2点を追う後半10分、WTBヴァレンス・テファレ(25)からパスを受けた筒口が左サイドを約40メートル独走。前転しながら逆転トライを決め、テファレと歓喜の抱擁をかわした。「トライを取り切れて、チームに流れを持って来られたのは良かった」と淡々と振り返った。

 SOでは負傷中のサム・グリーン(31)、家村健太(24)に次ぐポジション。チャンスを生かしたルーキーは昨年12月28日の浦安戦でリーグデビューしており、「デビュー戦のほうが緊張した。リラックスした状態で臨めたと思います」。前半はCTBシルビアン・マフーザ(32)が危険なプレーでレッドカードとなり、数的不利な状況の中で、筒口も3本中2本のコンバージョンキックを外す悪い流れだったが、後半1発目のトライで挽回した。

 高校、大学でキャプテンを務め、天理大を2年連続関西王者に導いたホープ。藤井雄一郎監督(56)は「80分間ベテランに助けられながらできたのはいい経験になったと思う」と今後の成長に期待した。

筒口自身は初先発を「40点」と厳しく自己採点。「状況に応じたゲームコントロールがもっとできるようにならないと」。笑顔を封印し、前を向いた。(甲斐 毅彦)

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