冬の静岡県王者を懸けた新人戦県大会が開幕。1回戦32試合が行われた。

全国高校サッカー選手権に出場した浜松開誠館の新チームは韮山と対戦。FW今村心優(みひろ、2年)の3得点などで9―0と大勝した。沼津西は昨秋の県選手権初戦で敗れた浜松南に、2―0で雪辱を果たした。2回戦は18日に行われる。

 新生・開誠館が9ゴールを奪って大勝発進。攻撃を引っ張ったのは、178センチの長身FW今村だ。

 前半15分に右からのクロスに合わせて1点目。ゴール前を固める韮山を攻め切れなかったチームに先制点をもたらした。後半10分にはDFを背にしながらパスを受けて鋭く反転し、ドリブルで切れ込んでゴール。その8分後にもネットを揺らしてハットトリック達成だ。それでも「もっと取れた。質を上げないと」と満足はしていない。

 昨夏の県総体はベンチ入りも、守備に課題があり秋の県選手権はメンバー外。2回戦で敗れた全国大会はスタンドで応援し、「自分たちの代では必ず国立へ行く」と決意を新たにした。

 「個で打開できるのが特長」と言うように、新チームの初公式戦で結果を出した。「シュートはうまいです」と青嶋文明監督(57)。中学時代に同じ山梨・フォルトゥナでプレーしていたDF礒部舜也(2年)も「当時はエースFW。戻ってきましたね。期待しています」と目を細めた。

 もちろん目標は優勝。この日、立候補してキャプテンマークを腕に巻いた礒部は「タイトルを確実に取りに行く」と宣言。今村も「チャレンジャーとして成長しながら勝って行きたい」と誓った。(里見 祐司)

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