◆練習試合 福岡6(3―0、1―0、2―3)3藤枝(17日、宮崎・生目の杜運動公園)=45分×3

 J2藤枝は鹿児島キャンプ2日目を迎えた17日、宮崎・生目の杜運動公園でJ1福岡と練習試合(45分×3本)を行い、3―6で敗れた。今季から就任した元日本代表の槙野智章監督(38)の初陣は黒星スタートとなったが、3本目にはカテゴリーが上の相手に3得点。

収穫も多く見られた初采配となった。

 槙野MYFCがいよいよ本格スタートだ。初の対外試合、指揮官は1本目はベンチに座って冷静に見守り、2本目以降は選手の名前を呼んで精力的に声を掛けた。合間には反省点を共有、個別にアドバイスも送った。1本目は0―3で押し込まれたが、「やられているからといってネガティブにならない。いいところは出ている。よくしていこう」と前向きに鼓舞した。

 昨季J1・12位の福岡に6失点を喫したが、「最初のゲームとしてはすごく良かった。結果はさておき、選手はどうあるべきかを考え、チャレンジできていて、エラーが多く出たのもよかった。及第点以上」と合格点を与えた。

 就任会見でキャッチフレーズに「UBAU(奪う)」を掲げ、「引いて守って相手ミスを誘うプレーをしたくない。積極的なボールを奪いに行く守備をする」と断言した新監督。

今季からチームの走力を上げるため、秋本真吾スプリントコーチを招へい。奪ったら素早く前に出てスプリントするのが今年の一つのテーマで、ショートカウンターが大きな武器になる。基本布陣は、超攻撃スタイルを築いた須藤大輔前監督(48、現J2横浜FC監督)と同じ3―4―2―1を採用した。

 この日の2本目は0―1、3本目は3―2と内容は明らかに上向いた。MF金子翔太(30)がPKを決めてチーム1号。明大から新加入のFW真鍋隼虎(22)が“プロ初ゴール”を含む2得点。指揮官は「やっていく中で良くなった。前線からの守備で奪ったボールに対し、ゴールに結びつくプレーが増えた」と語った。

 キャンプ中は4試合を行う予定。18日にはJ2いわきFCと鹿児島で連戦を行うが、まだ「ルーキーもベテランも横一線」と新指揮官。厳しい日程の中、頭角を表す選手が出てくることを期待する。そして、後半の2試合で「しっかりとメンバーをつくっていくという作業をしていかなければならない」と船出したチームの骨格を固めていく。

(伊藤 明日香)

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