ミラノ・コルティナ五輪代表の最終選考を兼ねたスノーボード・スロープスタイル(SS)のワールドカップ(W杯)第2戦は16日、スイス・ラークスで予選が行われ、男子は23年世界選手権ビッグエア(BA)金の長谷川帝勝(たいが、20)=TOKIOインカラミ=と25年同金の木俣椋真(23)=ヤマゼン=が予選突破。既に代表入りを確実にしている木村葵来(きら、21)=ムラサキスポーツ=、荻原大翔(20)=TOKIOインカラミ=に続き、全日本スキー連盟(SAJ)の派遣基準で上位4人に入ることが決まり、長谷川と木俣はともに初の代表を確実とした。

SAJは基準日の19日以降に正式決定する。

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 世界王者が悲願の五輪切符をたぐり寄せた。予選1回目に転倒した木俣は、最終2回目に90・50点をたたき出し、ミラノ・コルティナ五輪の初代表入りを確実にした。「あまり考えていなかった。予選を上がれればいいと思っていた」と平静を装ったが、表情は安堵(ど)の思いがあふれていた。

 雪辱の思いがあった。22年北京五輪出場はし烈な争いの中、この日と同地でのW杯で最後に逆転を狙ったが、届かなかった。「悔しくて。そういう星の下、生まれてきた」と落ち込んだが、諦めきれず「二の舞い勘弁」とリベンジを決意した。23歳は初の五輪へ「4年間、歯を食いしばってきた。サポートしてくれる人たちを待たせちゃっている。メダルを持って帰らないと」と力を込めた。

 ◆木俣 椋真(きまた・りょうま)2002年7月24日生まれ。名古屋市出身の23歳。3歳からスノーボードを始め、中学2年まではハーフパイプにも励む。中学3年からビッグエア(BA)、スロープスタイル(SS)に絞り、19年世界ジュニア選手権BAで優勝。20年ユース五輪BAで金。19~20年からW杯を転戦し、23年世界選手権SSで同種目の日本人初の表彰台となる銀。25年大会BAで金。愛知・享栄高卒。身長170センチ。

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