◇ノルディックスキー・ジャンプW杯(18日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)

 男子の個人第18戦(ヒルサイズ=HS137メートル)の予選が行われ、53歳の葛西紀明(土屋ホーム)は112メートルの56位で予選通過を逃した。W杯ポイントを獲得できず、ミラノ・コルティナ五輪出場の可能性は消滅したが、57歳で迎える2030年冬季五輪に向け、現役続行を宣言した。

 わずかに残されていた2大会ぶり五輪出場の道が閉ざされた。国内開催枠で地元W杯代表入りを果たしたが、2戦連続で本戦出場はならず。自身が持つ個人最多出場「579」戦のギネス世界記録更新も逃し「せっかくいいチャンスもらってるのに、生かせてない自分がちょっと不甲斐なくてムカついてます」と唇をかんだ。

 イタリア行きの切符を逃したレジェンドだが、早くもフランス・アルプス地方で開催される2030年冬季五輪に視線を向けた。「4年の中で自分がどう変わっていくかっていうのを期待しながら練習に励んでいきたい。最高じゃないですか、この年でやってるっていう。元気と勇気をみなさんに届けていけるならまだまだ続けますし、キングカズさんもJリーグで頑張るっていうんで、カズさんの道をたどって僕も行きたい」と力強く語った。

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