巨人のドラフト1位・竹丸和幸投手(23)=鷺宮製作所=が18日、Gタウンで行われた新人合同自主トレの第2クール2日目に初めてブルペン入りし、弾丸ストレートを披露した。捕手を立たせたまま28球。

ボールを受けた坂本勇人ブルペン捕手(23)は「いかつい球。手元で伸びる」と驚きの声を上げた。圧巻のブルペンデビューで、ドラ1がついにベールを脱いだ。

 細身の体を目いっぱい使った。竹丸がしなやかに腕を振ると、乾いたミットの音がブルペンに大きくこだました。13日からスタートした新人合同自主トレで、初めて行われたブルペンでの投球練習。「良い力感で投げられた」と持ち前のポーカーフェースで、立った捕手に28球、鋭い直球を投げ込んだ。

 パートナーを務めた坂本ブルペン捕手も衝撃を隠せなかった。「印象と違って、ギャップがある。いかつい球を投げるな」。さわやかな見た目とは裏腹に、打者の手元で伸びてミットにズシリと収まる力強いストレート。「伸びがあって、コントロールも良い感じにまとまっていた。

球質もきれいでよかった」。昨季まで現役として、20年ドラフト同期の山崎伊織ら多くのハイレベルな投手の球を実際に受けてきたブルペン捕手も「みんなと違う感じ。受けていて思いました」と、左腕の素質に思わず目を見張った。

 まだ1月とは思えないくらいの完成度だ。ブルペンで投げるのは昨年12月以来で約1か月ぶりだが「7~8割くらいで投げました。無理して投げたわけではない」とすでに上々の仕上がり。入寮後初の自主練習となった8日には、キャッチボール相手となった育成1位・冨重のグラブの網の部分が壊れた。「手が赤く腫れるくらい球が強い。今まで受けてきた中でダントツでえげつない球を投げる」と同級生左腕に衝撃を与えていた。社会人NO1投手としての力を、少しずつ証明している。

 強心臓ぶりも健在だった。日曜日だったため、ルーキーたちを一目見ようと多くのファンが球場に駆けつけた。

一番の注目の的は、ドラフト1位の背番号21。投球練習を行った際にはブルペン前が観客であふれかえったが「緊張とかは全然なかったです」と終始落ち着いた様子だった。

 この日は立ち投げで終わったが、「段階的にやっていきます」と捕手を座らせての投球練習や、球数の増加といった次のステップを見据えた。期待のルーキーが、計り知れない底力の一端を示した。(北村 優衣)

編集部おすすめ