ミラノ・コルティナ五輪の最終選考を兼ねたスノーボードのパラレル大回転の第7戦は、ブルガリア・バンスコで行われ、女子は17位となった竹内智香(広島ガス)の代表入りが確実になった。2位の三木つばき(浜松いわた信用金庫)は2大会連続、男子の斯波(しば)正樹(TAKAMIYA)の2大会ぶり代表入りも確実になった。

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 2014年ソチ五輪銀メダリストの42歳、竹内智香は五輪シーズン限りでの現役引退を表明している中、日本女子最多となる五輪7大会連続出場を当確させた。夏冬通算7度出場の”五輪の申し子”橋本聖子に並ぶ偉業にもなる。

 竹内は昨年5月に記者会見を開き「2025―26年シーズンで競技の世界から退くことを発表させていただきます」と表明。「アスリートとして24時間、自分のために時間を使う。金メダルを取りにいくような取り組みをしたい」と強い覚悟を示していた。

 02年ソルトレークシティー五輪に初出場し、14年ソチ五輪で女子スノボ界初の銀メダルを獲得し、第一人者になった。ただ、2023年は腰痛を抱え、24年夏は歩くのも厳しい状態だったが、苦難を乗り越え、W杯を転戦、五輪切符をつかんだ。

 18年平昌五輪後は約2年半、競技を離れた。復帰した20年に現役続行と将来の妊娠の可能性を残すため、卵子を凍結保存したと公表。「議論される場が多くなったのであればうれしい」と働く女性の選択肢が広がる契機にもなった。

 

 ◆竹内智香(たけうち・ともか)1983年12月21日、北海道・旭川市生まれ。42歳。

旭川東明中3年から競技を始める。五輪には2002年にソルトレークシティー大会から6大会連続出場。14年ソチ大会では、日本女子スノーボード初となる銀メダル。15年世界選手権は銅メダル。18年平昌五輪は5位入賞、22年北京五輪は15位だった。実家は北海道の温泉旅館「湧駒荘(ゆこまんそう)」。165センチ。

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