高校サッカー新人戦静岡大会2回戦 静岡学園7―0静岡城北(18日・常葉GFほか)

 2回戦16試合が行われた。3連覇を目指す静岡学園は静岡城北に7―0で大勝。

前半は1点しか奪えなかったが、ハーフタイムに井田勝通・前監督(83)のゲキを受け、後半に攻撃陣が爆発した。昨年準Vの磐田東は2―0で沼津東に勝利。浜松開誠館は9―0で浜松北を、藤枝東は10―0で島田工を下した。3回戦は24日に行われる。

 17日の1回戦で浜北西から11点を奪った静学が、この日も大量7得点。順調に3回戦へ進んだ。身長185センチのセンターバック保延(ほのべ)昭良(2年)が2ゴールと活躍。高さを生かし、前半14分にMF加集啓太(2年)のCKに頭を合わせて先陣を切った。

 だが波に乗れなかった。攻撃陣がドリブルで積極的に仕掛け、両サイドバックと連動して攻め続けたものの、静岡城北の守備を崩せない。前半だけでシュート14本を放ったが、1得点に終わった。「試合の入りが悪く、バタバタしてしまった」と保延は反省した。

 流れを変えたのは前監督の言葉だった。ピッチの外から見守っていた井田さんが、ハーフタイムに選手全員を集めてゲキ。「なんとなくプレーしている。全力で100%出さないと伸びない」。厳しい指摘に、イレブンの表情が引き締まった。「圧倒的な力を見せないといけない、と思いました」(保延)。

 メンバー交代も行った後半は攻撃のギアーが上がった。同4分、MF安永龍生(2年)のショートコーナーをFW坂本健悟(2年)が頭で折り返し、中央の保延が蹴り込んだ。4分後にはMF足立羽琉(2年)が1対1を決めるなど、相手DF陣を圧倒。指揮を執る斎藤興龍部長(47)も「奮起してくれた」と目を細める変身ぶりだった。

 昨年は厳しいシーズンだった。新人戦こそ優勝したものの、県総体と県選手権は準決勝で敗退。

プレミアリーグも11位で降格した。今年は巻き返す。後半11分に出場して2得点したFW村松亮(2年)は県3冠を目標に掲げ、「プリンスも優勝し、プレーオフも勝ってプレミアに戻る」と宣言。激しいチーム内競争で選手層を厚くしながら、静学らしい「攻撃サッカー」を貫いていく。(里見 祐司)

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