日本代表MF久保建英(Rソシエダード)は18日に行われたホームのバルセロナ戦で先発出場も、後半20分すぎに左ハムストリング(太もも裏)を負傷したとみられ、途中交代した。もも裏を押さえながら苦悶(くもん)の表情を浮かべ、ピッチに倒れ込んだ。

そのまま起き上がることができず、担架に乗せられ、同24分に交代となった。マタラッツォ監督は「検査結果は出ていないが、筋肉系のけがだ。残念。どれだけ離脱するかは分からない」と説明した。代表への影響も心配される中、日本スポーツ協会スポーツドクターの馬見塚尚孝氏がスポーツ報知の電話取材に応じた。

*    *    *

 「ベースボール&スポーツクリニック」(川崎市中原区)の整形外科専門医・馬見塚尚孝氏は、久保が左ハムストリングを負傷した際の映像を確認した上で「MRI(磁気共鳴画像装置)検査である程度証明されるが、肉離れの場合、グレード1~3までの3段階に分類される。久保選手は大腿の中央部分を手で押さえているので、ここだとグレード1か2がほとんどです」と見解を示した。

 グレード1は軽度で全治2週間程度、グレード2は6~8週間、グレード3は筋肉が断裂した状態で手術が一般的で3か月以上はかかるとされる。スペイン国内では「筋肉系のトラブルで、数週間の離脱を強いられるほどの重度の肉離れを負ったようだ」と報道されており、馬見塚氏は「(仮に)グレード2なら6~8週間くらい(の離脱になる)」と指摘した。

 日本代表は3月31日に国際親善試合イングランド戦(ウェンブリー)を控え、6月の北中米W杯本大会に向け、強豪相手に貴重なチーム強化の場となる。診断は精密検査を受けてからとなるが、復帰まで約2か月を要した場合、イングランド戦に間に合うかどうかは不透明となる。

 馬見塚氏は「間に合うか間に合わないかギリギリのところですが、大谷選手(ドジャース)や久保選手のようなトップアスリートは超人的な治癒をすることがある。

(スペインの)チームドクターがブレーキをかける可能性もありますが、必ずしも完全に出られないということではないのでは」と見通しを述べた。

編集部おすすめ