J2藤枝は鹿児島キャンプ4日目の19日、桷志田(かくいだ)多目的広場で公開練習を行った。午後はゴールキーパー練習が行われ、昨季の正守護神・北村海チディ(25)は、今季就任した槙野智章監督(38)の下でのポジション争いを見据え、さらなるレベルアップを誓った。

 キャンプは16日にスタート。17日にはJ1福岡と練習試合(45分×3本)、18日にはJ2いわきと練習試合(30分×3本)を実施した。北村は、いわき戦では2試合目途中からの出場にとどまった。昨季リーグ全38試合に出場した守護神だが、慢心はない。「監督が代わり、絶対的な立場ではない。自分の特長やこれまで培ってきたものを出さなければいけない。アシストはできたが、納得のいくプレーは多くなかった」と振り返り、今後の実戦でのアピールを誓った。非公開試合を含め、今後も練習試合が予定されており、気を引き締めて臨む構えだ。

 ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ北村は2023年に桐蔭横浜大から加入した大卒4年目。身長178センチと小柄ながら、須藤大輔前監督(現横浜FC監督)の下で身体能力を生かしたプレーを発揮し、正GKの座をつかんだ。今季就任した槙野監督も攻撃的なチームスタイルを継承する一方、自身のエッセンスを加え、選手一人ひとりに役割(タスク)を与えながら成長を促している。

 前監督の「GKはボランチ」という考えの下、北村は昨季、ペナルティーエリア外でのビルドアップやセンターバックと並ぶ最終ライン形成にも参加。

「ボールを保持する時間が長かった」と振り返るが、槙野監督は「テンポ」を重視し、ボールの動かし方に変化を加えている。新たなスタイルへの適応にも意欲を見せている。

 昨季は全試合に出場したものの、チームは9勝12分け17敗で15位に終わった。「失点シーンを振り返ると、止められた場面は多かった。勝たせられるキーパーにならなければいけない」と北村。槙野監督の下で、さらなる成長を目指す。

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