俳優の岡田准一(45)と玉木宏(46)が、ポルトガル・リスボンで開催された欧州最大のブラジリアン柔術大会「IBJJFヨーロピアン2026」に挑んだことを受け、日本ブラジリアン柔術連盟会長の中井祐樹さん(55)が19日、スポーツ報知の取材に応じ、ねぎらいのコメントをした。岡田は黒帯マスター4のライトフェザー級(64キロ以下)に出場し、初戦敗退。

玉木は紫帯マスター4のフェザー級(70キロ以下)で銅メダルを獲得した。

(聞き手・甲斐 毅彦)

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 お二人ともよく戦ったと思います。もちろん岡田さん、玉木さんに限らず、限られた時間の中で、努力している方々が挑まれた、国際的にもレベルの高い大会。日本から50~60人ぐらいが参加しているはずです。

 世界選手権、世界マスター選手権が最高峰だとしたら、ヨーロピアンは大陸別の大会の中で最高峰の一つにあたる大会です。レベルが高い大会と言って間違いありません。

 岡田さんの相手(ブラジル出身のマウロ・アイレス)は世界マスター選手権で準優勝している相手ということで、ビッグチャレンジだったと思います。経験値はだいぶ違うと思いますが、物怖じせずに果敢に挑んで、僅差に持ち込んだのは評価できると思います。マウロ・アイレスは2回戦以降、ポイントを取って明確に点差をつけて準優勝しましたからやはり実力者でした。負けたことは悔しいと思いますが、次につながるものだったと思います。

 岡田さんとは映画「SP野望篇」(2010年)で共演した後、お手合わせしたことが何回かあります。少しですが。

もう15年以上前なので、今は「別人(の強さ)」になっていると思いますよ。修練されるのが好きですし、真摯に取り組まれていることは分かる。

 これまでやられて来たことは、間違えてなかったと思う。複数の試合を勝ち抜かなくてはいけない競技柔術は、いかにして勝つかというタクティクス的なものも大きい。いろんなものを見直さないといけないのですが、そういうことができる環境にはあると思う。ふだん練習を見ているわけではないけど、今のやり方で間違いはないのではないか。あとは勝てるようにどう進化させていくか、でしょうね。

 玉木さんとはお会いしたことはありませんが、一生懸命練習していると聞いていますし、柔術が好きだということは伝わってくる。トップ競技者の励みにもなるし、銅メダルを獲得した彼に力を頂けたという人は、多いんじゃないでしょうか。

 ◇中井 祐樹(なかい・ゆうき)1970年8月18日、北海道石狩市出身、55歳。高校ではレスリング、北大では高専柔道の流れをくむ七帝柔道を学ぶ。北大中退後、シューティング(修斗)に入門し、ウエルター級王者となる。

95年にバーリトゥードジャパンオープンに出場し決勝でヒクソン・グレイシーに敗れる。右目失明により総合格闘技を引退し、ブラジリアン柔術に転向。ブラジル選手権アダルト黒帯フェザー級銅メダルなど、米国、ブラジルで実績を残す。現在、ブラジリアン柔術連盟会長、パラエストラ東京代表。

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