今季の学生女子駅伝で2冠を達成した城西大女子駅伝部の赤羽周平監督(46)、妻の赤羽有紀子コーチ(46)が3月31日付けの契約満了をもって退任することを20日、城西大が発表した。

 同大学はホームページで「赤羽周平監督、赤羽有紀子コーチの退任について」と掲載。

「女子駅伝部が、赤羽周平監督の就任後、8年間で大学駅伝2冠を達成したことは、まさに快挙であり、その功績は今後も語り継がれていくものと考えております。これまでの赤羽監督の熱意と多大なる功績に深く敬意を表するとともに、その志と情熱を引き継ぎ、さらなる発展を目指してまいります」とした。

 2024年10月の全日本大学女子駅伝で20年ぶりの表彰台となる3位と大躍進した城西大。今季は主将の金子陽向(ひなた、4年)を中心にさらにチームとして成長を遂げ、昨年10月の全日本大学女子駅伝で2000年以来25年ぶりの優勝。同12月の全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)でも初優勝を果たし、学生女子駅伝2冠を達成。今季の女子駅伝界を大きく盛り上げた。

 同大学を通じ、赤羽監督と有紀子コーチはコメントを掲載。「『学生駅伝日本一』を夢見て本学に進学してくれた才能に溢れた学生達が、指導を信じ、日々の取り組みと日常生活の積み重ねを大切に、努力を重ね続けてきてくれたこと。そしてその積み重ねを、先輩達が後輩達へと受け継いできてくれたこと。そして何よりも大学関係者をはじめ、女子駅伝部を応援して下さる周りの皆様からのサポートの力があったからこそ『学生駅伝二冠』という結果に結びついたと考えています。自分達が日々取り組んでいることは間違っていないと、そう信じてチームとして団結して駅伝に向かってくれた学生達の事を、心から誇りに思います。そして、学生達には『本当にありがとう』という気持ちです」などと感謝の思いをつづった。

 2人の4月以降については「具体的には決まっていないのですが、今後は日の丸をつけて世界の舞台で活躍する選手の発掘と育成に携わる事を目標として、新たな環境で新たな挑戦ができたらと希望をもっています。また新しいご縁があることを期待しております」とし、城西大女子駅伝部の今後については「後日、私達から襷を受け取って下さる新体制が発表されることになりますが、城西大学女子駅伝部が、更に素晴らしいチームへと進化し続けていくことと確信しております」などとつづった。

 赤羽夫妻が母校の指導者に就任したのは2018年4月。「駅伝日本一をもう一度目指す」と強い意志を持ってチームの指導に当たり、8年目。大きな偉業を達成した同シーズンに、異例の退任発表となった。

 ◇城西大 1965年創立。埼玉・坂戸市にキャンパスがある。女子駅伝部は89年に創部。全日本大学女子駅伝には90年に初出場し、95年以降は31年連続で出場を継続。98、2000年、25年の3度優勝。全日本大学女子選抜駅伝は25年初優勝。主なOGは、08年北京五輪長距離(5000メートル、1万メートル)代表の赤羽有紀子さん。

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