メジャー4年目を迎えるレッドソックスの吉田正尚外野手(32)、今季もDH専任の模様だが、選手層の厚いチーム事情で微妙な立場に立っていると、19日(日本時間20日)の米大リーグ公式サイトが特集した。

 吉田にはまだ2年総額3720万ドル(約58億8000万円)の契約が残っている。

しかし、データサイトのファングラフスによると、今季の打席はわずか189。厚い選手層に加え、一塁手のウィルソン・コントレラスをカージナルスから獲得、負傷明けのトリストン・カサスの復帰も期待されているからだ。

 吉田の3年間の成績は打率・282、出塁率・337、長打率・425を記録。また、昨年のワイルドカードシリーズでは7打数4安打2打点でひとり気を吐いた打撃はレッドソックスファンを喜ばせた。

 しかし、守備面での評価が低いこともあってDH主体の出場になるのは間違いなさそうだ。

 そこでアンドリュー・サイモン記者が3つの選択肢を検討、掲載した。

 〈1〉現状維持

 レッドソックスが吉田を残留させることで利益が得られるという主張もある。なぜか? それは、選手層が厚いことが有利に働く傾向があるからだ。外野手の負傷者が出た時の場合、DHとしての打席数が増えるからだ。また若手のカサスが復帰しても、好成績を残せるかどうかは不確実であり、開幕戦のベンチメンバー予想も吉田のような打撃力を発揮できるとは考えにくい。優勝を狙うチームにとって、高額な保険に加入し、ベンチにプロ打席を用意しておくことは、決して悪い考えではない。

 〈2〉スペースの確保

 レッドソックスは今オフ狙っていた二塁と三塁の補強が滞っている。

若手の計画には依然として疑問が残る。カブスのニコ・ホーナーやカージナルスのブレンダン・ドノバンのような内野手とのトレードを模索する場合、外野手かカサスのどちらかを放出するならば、吉田は再びチームの打線においてより重要な位置を占めることになるだろう。

 〈3〉トレード

 吉田の年俸とチーム内での役割を考えると、レッドソックスは、たとえ安値でもトレードするリスクを負うだろう。しかし、年齢と外野手としての力量を考えると、2年間の総額年俸がトレード成立の大きな障害となるだろう。

 日本のファンにとっては1年目の序盤のような打棒でレッドソックスでの主砲復活を待っているのだが。

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