20日放送の日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・午後1時)に歌人でエッセイストの俵万智さん(63)が出演。仙台で東日本大震災を経験した長男の子育てについて語った。

 1987年に発行した「サラダ記念日」が歌集としては異例の大ベストセラーとなり、社会現象を引き起こした俵さんは、40歳でシングルマザーとして長男を出産。子育てについて「言葉が好きなので、まっさらで生まれてきた人間が日本語ペラペラになるまで見ていられるというのは、それはそれは面白かったです」と“言葉のプロ”らしく表現した。

 両親が暮らす宮城・仙台市で子育てをしていた2011年、自身が東京で仕事をしていた時に地震が発生し、小学1年だった長男が通っていた小学校は翌日から避難所に。長男は「ショックが大きかったのか、赤ちゃん返りっていうんでしょうかね、指しゃぶりをしたり、ヒーロー戦隊ものとか好きだったんですが、赤ちゃん向けのテレビしか見ない感じになって」と異変を起こしていたという。

 そんな時に、沖縄・石垣島に住む友人から声をかけられ、「春休みの間くらい」と思って石垣島に。「行ったら天国のような島で、息子はみるみる元気になったんです」と俵さん。「で、結局住み着いちゃって、5年間くらい島で子育てしてました」と話した。

 その後、長男は見学して気に入った宮崎の全寮制の中高一貫校に進学。携帯電話が禁止だったこともあり「ホームシックになっちゃったので、お前のことを忘れてないよって」と俵さんは毎日はがきを書いて送ったという。

 「高3くらいになって、恥ずかしいかなと思って『やめる?』って聞いたことがあったんですが、『やめないで』って。『みんなも楽しみにしてるから』って。寮でみんなで読んでたみたいです」とほほ笑ましいエピソードを明かした。

 その長男は現在22歳の大学生。国語学を専攻しているという。「うらやましいですね。大学のプリントとか持って帰ってくると、ヨダレが出そうなくらい」と話した。

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