◇ノルディックスキー・ジャンプ W杯(20日、山形・アリオンテック蔵王シャンツェ)

 女子個人第19戦(ヒルサイズ=HS102メートル)が行われ、2月のミラノ・コルティナ五輪代表入りが正式に決まった高梨沙羅(クラレ)が合計181・1点で10位にとどまった。

 列島に最強寒波がおそいめまぐるしく風が変わる悪条件。

風に恵まれずに1回目に87・5メートルと飛距離を伸ばせず18位とまさかの出遅れ。2回目は91メートルを飛び順位を上げたが、表彰台には届かなかった。

 19日の会見で「蔵王にくると家に帰ってきたみたい」と話したように、親戚がいるのもあるが、過去蔵王は7勝を挙げ、2位も5度の得意の舞台。今季はここまで4度の4位と2度の5位にとどまってきただけに、相性のいい舞台で鬱憤を晴らしたかったが、届かなかった。

 昨季は自身のキャリアで初めて表彰台を逃すなど苦しんだものの、決して諦めず課題にしてきた足を前後に開いて着地するテレマーク姿勢の改善に努め、鋭い飛び出しを取り戻すため助走路の滑りを探った。シーズン前「点が線になりつつある」と手応えをもってのシーズンインだった。

 20日、全日本スキー連盟(SAJ)がスキーの五輪代表を発表し、4度目の五輪代表が正式に決まった。前回北京五輪の混合団体でスーツの規定違反で失格になった悔しさは忘れはしない。21日も蔵王で試合がある。「ホーム」で今度こそ勢いをつけてみせる。

編集部おすすめ