◇ノルディックスキー・ジャンプ W杯(20日、山形・アリオンテック蔵王シャンツェ)

 女子個人第19戦(ヒルサイズ=HS102メートル)が行われ、2月のミラノ・コルティナ五輪代表入りが正式に決まった丸山希(北野建設)が、合計222・5点で優勝し、今季6勝目を上げた。

 列島に最強寒波がおそうなかでも今季ここまで5勝を挙げブレイクしたニューヒロインには関係ない。

1回目に力強く飛び出すとヒルサイズに迫る101メートルの大ジャンプで首位に立った。2回目も92・5メートルと安定して飛距離を飛んで、W杯ランキングトップ10全員がそろった試合で貫禄勝ちした。

 4年越しの五輪代表だ。22年北京五輪が控えた21年の全日本選手権。着地で転倒し、左膝全十字靱帯(じんたい)損傷などの大けがを負い五輪出場を逃した。

 24~25年シーズンまではその恐怖心もあってか結果に結びつかなかったが、めまぐるしく変わる蔵王でW杯個人総合2連覇中のニカ・プレブツ(スロベニア)ですら失速するなか、恐怖心を振り払っての勝利には意味がある。五輪での金メダルが現実味を帯びてきている。「緊張しても自分のジャンプができるようになった。(五輪に向けて)弾みをつけられたいいなと思うので、この後も続く、明日(21日)、そして札幌とまた引き続き自分のジャンプが出せるように頑張ります」とニューヒロインは先にある大舞台を見据えていた。

 4度目の五輪代表が決まった高梨沙羅(クラレ)は10位、伊藤有希(土屋ホーム)は11位タイ、勢藤優花(オカモトグループ)が13位だった。

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