れいわ新選組の山本太郎代表(51)は21日、参議院議員を辞職する意向を表明した。同日配信されたインターネット番組内で明らかにした。

 理由について、山本氏は「健康上の問題」と説明。「多発性骨髄腫の一歩手前」だという。近く行われる衆議院選挙への立候補は否定した。突然の表明に、関係者からは驚きの声が上がっている。

 山本氏は「ここから先に進行しない、させないを最大テーマに、今生きなければ命を失いかねないので、議員を辞職して自分の命を守る行動に入ります」と説明。見通しについては「いつ最前線に帰ってこられるかはわかりません。無期限の活動休止」とした。病状の進行を防ぎ、治療に専念するため、議員辞職する必要があると判断したという。支援者には謝罪した上で、感謝の言葉を続けた。

 山本氏は高校在学中の1990年代初頭、人気バラエティー番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」内の企画「ダンス甲子園」に出演。強烈なキャラクターと水着姿でのダンスで一躍お茶の間の人気者となった。

 実力派俳優として1991年、映画「代打教師 秋葉、真剣です!」で俳優デビュー。

以降、映画「バトル・ロワイアル」やNHK大河ドラマ「新選組!」など数々の話題作に出演。硬派な役からコミカルな役までこなす実力派俳優として活躍した。

 政界転身への転機となったのは2011年3月の東日本大震災と福島第一原発事故。これをきっかけに反原発運動へと傾倒し、所属事務所を退所。芸能活動から社会運動へと軸足を移した。

 12年、衆院選に初出馬するも落選。しかし13年の参院選東京選挙区にて初当選を果たした。国会では牛歩戦術や喪服での登院など波紋を呼ぶパフォーマンスを見せた。19年、政治団体「れいわ新選組」を設立し代表に就任。消費税廃止などを掲げ、独自の街頭宣伝を展開。自身は落選したものの、2人の当選者を出し、政党要件を満たす国政政党へと成長させた。衆院議員を経て、22年に参院議員に復帰していた。

 辞職に伴い、同党の比例名簿から繰り上げ当選が行われる見通し。

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