卓球◇全日本選手権 第2日(21日、東京体育館)

 女子シングルスで3連覇中の早田ひな(日本生命)が会場で記者会見に臨み、史上4人目のシングルス4連覇に向けて決意を語った。スーパーシード選手として22日のシングルス4回戦から登場する。

「優勝を目指して頑張りたい。昨年は(左腕の痛みもあり)奇跡的な優勝だった。あまり3連覇したという感覚もなかった。今年はまた一からのスタート。全日本という舞台を楽しんで一戦一戦頑張っていきたい」と力を込めた。

 前回3連覇後の会見で夢だった24年パリ五輪前までを「シーズン1」とし、ここからは「シーズン2」のフェーズに入ることを明かした。昨年11月には世界ツアー、WTTチャンピオンズ・フランクフルトで復活優勝。パリ五輪で左腕を負傷後では初めて国際舞台でタイトルをつかんだ。

 「25年は横の軸が広がった」と表現する。技術の精度や安定感を意味し、スキルの面での上達を実感できたからこそ「中国選手などトップ選手には、横の軸だけでは勝てない」と気づけたことも大きい。「25年は耐えて、自分と向き合い続けた。結果にはあまりつながらなかったけど、殻を破って、何かを変えなければいけないフェーズに入った」と前進できた1年だった。

 全日本は、東京五輪の選考が終了した直後の20年大会で初優勝をつかみ、23年から3連覇を果たした。早田にとって、パリ五輪で銅メダル獲得するなど飛躍につながる契機になった舞台で「日本を1回制して世界に向けて考え方を変えた大会でもある。人生を変えた大会」と特別な思いを持ち続ける大会だ。今大会で4年連続5度目の優勝をつかめば、9月の名古屋アジア競技大会の出場権も得られる。「(左腕の状態も)昨年より意識にとらわれず、試合に集中できて臨める」と早田。群雄割拠の日本女子シングルスで、エースが4連覇という偉業に挑む。

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