日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟は22日、ミラノ・コルティナ五輪のボブスレー競技の出場資格の誤認に関して、選手及び関係者に対し、グループヒアリング、個別ヒアリングを実施した結果を発表。13日に公表した説明内容の訂正と追加で説明すべき事項が判明したことを明らかにした。

「改めまして、本件により多大なるご迷惑とご心痛をおかけしました皆様に、深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。

  原因についても記述。「23年12月7日にIBSF(国際連盟)より資格取得システム変更に関する通知及び説明に関するメールを受領していましたが、その内容を適切に確認、管理及び共有する体制が構築されていませんでした。また、チームとしては、当初から本大会出場を目指すために、男子2人乗りのランキングのみを目標とした計画を立て、その後、本大会出場条件が変更されても、そのまま目標として掲げ続けてきました。

 さらに、25年夏頃以降、選手がコーチに対して、本大会の出場資格を確認したところ、コーチが選手に対して、出場資格に関する誤った内容を複数回にわたり伝達していた事実が確認されました。すなわち、当連盟において、出場資格に関する正確な情報が組織として適切に確認・共有されておらず、その結果、選手に対して誤った認識が伝わる状況が生じていました。その原因は、前述の通り当連盟においてIBSFからの情報を適切に確認、管理及び共有する体制が構築されていなかった点にあり、当該コーチのみの責任とするものではありません」と組織としての体制の構築ができていなかったことを認めた。

 五輪出場資格の誤認についても記述し「五輪の出場資格の確認等は当連盟の責務であり、選手は競技に専念していただく立場にあると当連盟は認識しております。当連盟は、本件に関して、選手の皆様に一切の責任はないと考えております」と選手の責任を否定した。

 ◆下記、連盟の発表全文。

1、本件の発覚経緯について

 2026年1月2日(日本時間)、大会出場のため海外遠征中、競技会場において、他国選手より日本選手に対し、4人乗り種目に出場していないことにより本大会の出場資格を満たしていないはずだとの指摘がありました。その後、同遠征に参加していた選手全員において、情報収集及び出場条件の確認を行い、同遠征に帯同していたコーチの元に、日本チームが出場条件を満たしていない旨を伝えに行きました。

コーチは、ボブスレー競技の国際統括団体である国際ボブスレー・スケルトン連盟(IBSF)に対して、出場資格の問い合わせを行ったところ、日本チームは本大会の出場資格を有していない旨の回答を受けました。そのため、翌日、コーチが選手に対し、本大会に出場ができなくなったことの説明と謝罪を行いました。

2、出場枠規程に関する訂正について

1月13日付けリリースでは、出場枠規程の記載が不十分であり、誤解を招く表現となっておりました。正しくは、本大会出場資格を得るためには、4人乗り種目に出場していることが必要条件であり、かつ4人乗り及び2人乗りの成績を合算した順位に基づき出場枠が決定されます。

3、本大会出場資格に関する当連盟の責任について

当連盟は、2023年12月7日にIBSFより資格取得システム変更に関する通知及び説明に関するメールを受領していましたが、その内容を適切に確認、管理及び共有する体制が構築されていませんでした。また、チームとしては、当初から本大会出場を目指すために、男子2人乗りのランキングのみを目標とした計画を立て、その後、本大会出場条件が変更されても、そのまま目標として掲げ続けてきました。さらに、25年夏頃以降、選手がコーチに対して、本大会の出場資格を確認したところ、コーチが選手に対して、出場資格に関する誤った内容を複数回にわたり伝達していた事実が確認されました。すなわち、当連盟において、出場資格に関する正確な情報が組織として適切に確認・共有されておらず、その結果、選手に対して誤った認識が伝わる状況が生じていました。その原因は、前述の通り当連盟においてIBSFからの情報を適切に確認、管理及び共有する体制が構築されていなかった点にあり、当該コーチのみの責任とするものではありません。

4、選手の役割について

本大会出場資格の確認等は当連盟の責務であり、選手は競技に専念していただく立場にあると当連盟は認識しております。当連盟は、本件に関して、選手の皆様に一切の責任はないと考えております。

5、今後の対応及び再発防止策について

当連盟は、今回の事態を厳粛に受け止め、IBSFからの競技規則、大会出場資格に関する通知について、複数名による確認及び理事会レベルでの共有を義務付ける体制を整備するといった確認体制の構築をはじめ、情報共有手続の多重化、関係者への教育、選手への補償対応を速やかに実施してまいります。

改めまして、本件により多大なるご迷惑とご心痛をおかけしました皆様に、深くお詫び申し上げます。

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