◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーライト級(63・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・ゲーリー・アントゥアン・ラッセル―同級1位・平岡アンディ(2月21日=日本時間22日、米ラスベガス、T―モバイル・アリーナ)

 WBA世界スーパーライト級1位・平岡アンディ(29)=大橋=が2月21日(日本時間22日)、米ラスベガスのT―モバイル・アリーナで、WBA世界同級王者ゲーリー・アントゥアン・ラッセル(29)=米国=に挑戦することが発表された。平岡は22日、都内で会見し「ラスベガスで世界戦をやるのが夢だった。

やっと実現すると思ってワクワクしている」と笑顔で意気込みを語った。

 ラッセル戦は当初、昨年11月14日(日本時間15日)に米マイアミで予定されていた。しかし平岡が渡米を予定していた同4日、興行のメインイベントでエキシビションを行う予定だった当時のWBA世界ライト級王者ジャーボンテイ“タンク”デービス(米国)に元交際相手への暴行、監禁などの容疑が浮上したため、興行自体の中止が決定。平岡―ラッセル戦も延期となっていた。

 仕切り直しの世界初挑戦となったが、新たな不安の種も生まれた。

 今回のラスベガス興行のメインイベントでは、WBC世界ウエルター級タイトルマッチで王者マリオ・バリオスが同級4位ライアン・ガルシア(ともに米国)の挑戦を受ける。

 ただガルシアはこれまで、体重超過をしでかした挙げ句に体重計の上でビールをラッパ飲みしたり、ドーピング違反、器物損壊などなど、数々の問題を起こしてきた“お騒がせ男”。平岡は「そっちが心配ですね。ある意味、デービスよりも危険。変な意味でドキドキします。減量は失敗してもいいので、興行自体は行われるようにお願いしたい」と懇願。所属ジムの大橋秀行会長(60)も「なんでこんな心配をしなきゃいけないんだろうね」と苦笑していた。

 平岡は24年9月、WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦で同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)に9回TKO勝ちし、王者への挑戦権を獲得していた。

 平岡が勝てば、1992年4月にメキシコでWBA世界同級王座を獲得した平仲明信(沖縄)以来、国内ジム所属選手としては4人目の同級世界王者となる。また同級での国内ジム所属選手の世界挑戦は、2017年11月にIBF王座決定戦に挑んだ近藤明弘(一力)以来9年ぶりとなる。

 戦績は平岡が24戦全勝(19KO)、ラッセルが18勝(17KO)1敗。

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