巨人の平内龍太投手(27)が22日、「オーバースローで160キロ、アンダースローで140キロ」と究極の二刀流を目標に掲げた。母校である東京・西多摩郡の亜大で自主トレ。

「もう6年目。そろそろバチっと飛び抜けた成績を残したい。防御率1点台で、去年の(救援陣の)みんなみたいに60試合くらい投げたい」と意気込んだ。

 昨季は12登板で1勝1敗1ホールド、防御率5・74と悔しい成績に終わったが、シーズン最終戦・10月1日の中日戦(東京D)でひそかに練習してきたアンダースローを解禁。0―2と追い込んでからいきなり下から投じ、細川から131キロ直球で見逃し三振を奪った。「ボールにしたらもったいない」と制球力を重視しながら「140(キロ)を投げられたら。僕の場合、上から投げてたまに(下から)来る。それでスピードが出たら余計に手が出ないと思う」と球速アップに取り組んでいる。

 このオフは初めてトレーナーと契約し、肩甲骨の正しい動かし方を習得中だ。その出会いも偶然だった。数年前からオフに通う地元・明石市の24時間営業のジム。そこに、とてつもないマッチョな男性がいた。

「マジででかい。とんでもないやつがいるな」。するとあるとき、「平内君ですよね」と話しかけられた。平内より年上の男性は、通った中学こそ違うが、同じ野球部の監督に指導を受けていたという。「いろいろな縁とかつながりがあって…」今はパーソナルジムのトレーナーを務めるその男性に教わったメニューをこなす。現在、オーバースローの最速は157キロで「あと3キロ」と上下で大台を狙っている。

 その先に目指すのは勝ちパターン入りだ。亜大の後輩である山城がドラフト3位で入団し、年齢を感じている。「後ろも入ってくれば、自分もどんどん年を取る。一日一日、時間を大事にせなあかんって思います」。キャンプで進化した姿を見せる準備は整った。(臼井 恭香)

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