将棋の中原誠十六世名人(78)が22日、スポーツ報知の電話取材に応じ、この日肺炎で亡くなった加藤一二三さんを悼んだ。

 加藤さんの訃報(ふほう)は通院帰りに知らされ「午後3時頃に聞きました。

最近連盟に行っておらず全く情報がなかったので、びっくりしました」。最後に会ったのは昨年5月の棋王戦50周年記念祝賀会で「(加藤先生は)私と同じ車いすだったけど、まだお元気そうだった。あいさつをしました」と振り返った。

 初手合いは1968年。半世紀近く盤を挟んできたが、加藤さんの存在を「加藤先生が18歳で八段になった時、私は奨励会6級で、天と地の差」。「100局以上(公式戦では108局)やって、タイトル戦だけでもかなりやっている。ずいぶんとやった」と懐かしんだ。プライベートではほとんど交流がなかったという。

 テレビなどでは”ひふみん”として親しまれたが「私の知っている加藤先生と違う。対局の時は全くしゃべらない。テレビで人気になる人とは思わなかった」と意外な一面だったことを明かした。

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