米映画芸術科学アカデミーは22日、第98回アカデミー賞の候補を発表した。日本映画は長編アニメーション映画賞へのノミネートを逃した。

「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」(外崎春雄監督)、「チェンソーマン レゼ篇」(吉原達矢監督)の候補入りが期待されていた。

 「鬼滅の刃―」は、国内では昨年7月に公開。歴代最高興行収入となる407・5億円を記録した前作の「―無限列車編」(20年)に迫る、公開185日間で興行収入390・8億円突破と、順調に数字を伸ばしている。また、日本から約2か月遅れの9月12日に公開された北米では、日本アニメ映画史上初の2週連続1位の快挙を達成。11月には、日本映画として史上初の全世界興収が1000億円を突破するという”モンスター作品”となったことから、候補入りが注目されていた。

 一方の「チェンソーマン」は、「鬼滅の刃」と同じく集英社の少年漫画誌「週刊少年ジャンプ」などで連載されている藤本タツキ氏の漫画のアニメ化。悪魔と契約した少年が「チェンソーマン」として悪魔と戦っていく姿を描くダークヒーロー作品で、劇場版は謎の少女・レゼとの恋と戦いを描く。国内では昨年9月に公開され、年末に興収100億円を突破。北米では10月の公開週に週末の興収ナンバーワンとなった。

 過去に日本作品で同賞を受賞したのは、宮﨑駿監督作品の「千と千尋の神隠し」(2003年)と「君たちはどう生きるか」(24年)のみ。両作に続く3作目の受賞を狙ったが、届かなかった。各賞の発表と授賞式は、3月15日(日本時間16日)に米ロサンゼルスで行われる。

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