大相撲初場所12日目(22日、東京・両国国技館)

 東前頭6枚目・平戸海(境川)と小結・若元春(荒汐)の一番で、勝ち名乗りを受けた後で“物言い”がつく珍事があった。

 平戸海が立ち合いで突き起こし、もろ差しとなって一気に前進。

両者が土俵外まで倒れ込み、軍配は平戸海に上がった。だが、勝ち名乗りを受けて、懸賞束も受け取った後で物言いがついた。

 協議の結果、軍配通りだったが、“時間差”の物言いについて、打ち出し後に高田川審判長(元関脇・安芸乃島)が経緯を語った。「私の位置から(若元春の)足が見えなかったので、若元春が勝ったと思ってすぐに手を挙げたが、行司が気付いてくれなかった。そこでタイムラグができてしまった。土俵に上がってビデオ室に確認して、若元春の足が先に出ていたということで軍配通りになった」と説明した。

 平戸海は白星をつかんで戻った支度部屋で「ホッとした後に物言いがついて焦った。(体が)飛んでいる可能性があるのかな、と」と率直な心境を語った。2場所ぶりの勝ち越しを決め「次に集中して、2けた(白星)いきたい」と気合を入れた。

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