東京都・板橋区立郷土資料館は23日、没後160年記念展として、幕末の砲術家・高島秋帆(たかしま・しゅうはん)と、当時日本に導入された西洋流砲術の歴史的意義を紹介する特別展「高島秋帆~高島平のはじまり~」を、24日から3月15日まで開催することを発表した。

 本展示は、徳川幕府が設置した講武所で砲術師範を務めた高島秋帆の功績と、徳丸原(現在の板橋区高島平)で行われた3日間の西洋式砲術演習が日本の軍事技術近代化に与えた影響を、写真・模型・映像・体験コーナーなどを通じて多角的に解説する。

 高島秋帆は長崎町年寄の家に生まれ、日本で西洋流砲術を完成させた砲術家。天保12年(1841)5月9日、幕命を受けた秋帆は弟子99人とともに、現在の板橋区高島平一帯である武州徳丸原で3日間の西洋式砲術演習を行った。この演習は、従来の砲術を重んじていた幕府や各藩に大きな衝撃を与え、多くの藩が西洋流砲術を採用するきっかけとなった。

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