卓球◇全日本選手権 第4日(23日、東京体育館)

 高校2年以下のジュニア女子決勝が行われ、高校2年の張本美和(木下グループ)が、同種目の大会史上2人目となる4連覇を達成した。決勝で同学年の小塩悠菜(JOCエリートアカデミー)を3―1で退けて、2007~10年の石川佳純以来、16年ぶりの快挙を果たした。

 勝利を決めると大拍手が起こる中で、張本美は両拳を突き上げた。笑顔でベンチに入ったコーチの父・宇さんとハイタッチ。左手で4連覇の「4」をつくって記念写真に収まった。

 第2ゲームは中盤に強い回転を出せるペンホルダーの小塩の粘りにあって、今大会の同種目6戦目(16ゲーム目)で初めてゲームを10―12で取られた。それでも1―1の第3ゲームでは1―1から高速のラリーを制すると、一気に流れをつかんだ。怒とうの10連続得点でゲームを取り返し、第4ゲームの1点目まで11連続得点で、同学年の子どもの頃からのライバル・小塩を寄せ付けなかった。

 張本美は中学2年時の23年大会決勝で小塩を倒し、同種目を初制覇した。そこから中3、高1でも優勝してきた。22日の会見では「(ジュニアも含めて)強い選手が多くていつ負けてもおかしくないと思っている。優勝したことがないので、優勝したい気持ちはあるけど、悔いなく全力でということを自分の中で目標にしている」と話していた。

 今大会初のタイトルで弾みをつけて、午後から行われる一般の部では、伊藤詩菜(愛知工業大)との5回戦に臨む。直近2年連続で決勝に進んでいるが、3連覇した早田ひな(日本生命)に初の日本一を阻まれてきただけに、「2冠」を目指し、雪辱の思いをぶつける。

◆張本 美和(はりもと・みわ)2008年6月16日、仙台市出身。17歳。Tリーグは木下アビエル神奈川所属。両親の影響で5歳上の兄・智和(トヨタ自動車)に続き卓球を始め、3歳で大会に初出場。24年は世界選手権、パリ五輪でともに団体銀メダル。アジア選手権は団体金、女子ダブルス銀。世界ランクは日本勢1番手の7位。右シェークドライブ型。最近はアイドルグループ・乃木坂46にハマる。身長166センチ。

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