学習塾「武田塾」を全国に展開している株式会社A.verは、生成AIを学習に活用している高校生111人を対象に、【2026年版】生成AIと受験勉強の実態調査を実施。2025年の調査結果と比較した。

 まず、受験勉強に活用する生成AIは「ChatGPT」が84.7%で最多、「Gemini」が25.2%で続いた。活用場面では「テスト対策全般」が39.6%で2025年比9.6ポイント増加し首位に浮上。「授業の復習」35.1%が続いている。生成AIが役立っている科目は「数学」が36.0%で最多となり、2025年比14.0ポイント増加。具体的な活用場面では「問題の解き方を質問する」が55.7%で2年連続1位、2025年比10.0ポイント増加している。

 一方、生成AI活用における不安として「情報の正確性」を挙げた高校生は52.3%で2025年比13.3ポイント増加。「過度に依存してしまう」も33.3%となった。生成AI活用のメリットでは「短時間で必要な情報を得られる」が60.4%で2年連続最多。実際に感じた悪影響として「すぐにAIに頼るようになった」が58.6%で最多となった。生成AIに頼りすぎない工夫をしている高校生は40.5%で、具体的な工夫として「まず自分で考えてから使う」が66.7%で最多となっている。受験本番を見すえた今後の活用意向では、84.7%が「生成AIを活用する」と回答し、「必要な場面で適度に活用していきたい」が64.9%で最多となった。

 今回の調査では、高校生の間で生成AI活用が定着する一方、情報の正確性への不安やAI依存への自覚が高まっている実態が明らかになった。

「積極的に活用したい」から「適度に活用したい」へと意識がシフトしており、生成AIを便利なツールとして活用しつつも、自分で考える力を維持しようとするバランス感覚が育まれつつあるといえる。

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