俳優の竹中直人が23日、紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞し、都内で行われた贈呈式に出席した。

 俳優・生瀬勝久との演劇ユニット「竹生企画」による舞台「マイクロバスと安定」での演技が評価された竹中は「こんな場所に立ってるのが信じられなくて足が震えている」と恐縮。

今回で60回目を数える歴史ある賞に「憧れの賞だったし、まさかとれると思ってなかった。信じられない」と興奮を隠せなかった。

 受賞スピーチでは自身の俳優人生を振り返り「子どもの頃から自分というものに自信が持てなくて自分じゃない人間になりたくて生きてきた」と告白。「新劇に憧れていて全ての劇団の芝居を見たりして、自分じゃない人間になるには役者になるしかないと思って青年座の劇団員になった」と思い起こした。

 最後は腰を曲げながら「こんなおじいちゃんになってもね、頑張ってやるんだよ」とニヤリ。「まだ生きるよ。紀伊國屋演劇賞、万歳!ありがとうございました」と賞を励みに、さらなる活躍を誓っていた。

 なお、特別賞を受賞した美輪明宏は体調不良のため欠席した。

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