女優の片桐はいりが23日、紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞し、都内で行われた贈呈式に出席した。

 昨年上演された舞台「誠實浴池」「彼方の島たちの話」での演技が評価された片桐は「私は18歳で下北沢の『ザ・スズナリ』(劇場)に出てから45年になるんですけど、賞をもらったことがない。

演劇にどういう賞があるのかも分かってなく、(受賞の)お電話いただいたときに『どういうことなんでしょう?』という失礼な状態だった」と恐縮。“初タイトル“をつかむこの日まで「逆に褒められなかったのによく45年もやったなと思いました」と少しばかり胸を張った。

 最近は若手役者の能力に目を見張っているといい「今の若い人たちすごいんですよ。人間の性能が上がってる」と吐露。「セリフもすぐ覚えられる踊りもできるし、何でもできる。小さい大谷翔平みたいな子がいっぱいいて、若い人は軽々とやっていく」と称賛した。

 一方で、「若い人がそんなにたくさん(舞台を)見に来ない。何とかならないのかなということを最近は思う」とポツリ。「映画もデジタルの時代になりまして映写機とか撤去されてますけど、逆に映写機がある映画館が若い人が集まってる。そういう現象もあるとするならば、(自分のような)もうちょっとポンコツな俳優でも見に来たいと思ってくる人がいたら良いなと、賞をもらって思いました」と熱弁していた。

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