楽天は23日、FAで巨人へ移籍した則本昂大投手(35)の人的補償として田中千晴投手(25)を獲得したと発表した。田中千は国学院大から、22年度ドラフト3位で巨人入り。

通算33試合の登板で2勝3敗3ホールド、防御率4・91の成績を残していた。

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 田中千の獲得で、楽天の支配下選手の人数は上限の「70」に迫る「69」になった。

 育成選手らが目指す枠は残り1と狭き門になったといえるかもしれないが、すでにボーダーラインにいたであろう選手は支配下選手に昇格している。野手では昨季2軍で打率3割5分4厘、1本塁打、16打点の平良竜哉内野手(27)が昨年11月に支配下契約。投手では古賀康誠投手(21)は昨季イースタンで、19試合に登板して5勝5敗、防御率4・31の成績を残して、昨年11月に支配下選手登録を勝ち取っている。今後は残り1枠を育成選手がモチベーション高く争うことになる。

 助っ人に関してもシーズン開幕前時点での補強は盤石。今オフは新たに外国人選手を野手1選手、投手2選手を獲得。すでに6選手が在籍しており、現状ではさらなる追加選手は考えにくい状況だ。

 有力候補はすでに支配下昇格済みで、外国人補強もバッチリということを考えれば、人的補償で支配下枠をギリギリにしてでも田中千を獲得できたことには大きな意味がある。1軍で1年目から勝ちパターンを担ったことがあり、高い潜在能力を持つ右腕は救援陣に厚みをもたらすことが期待される。

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