日本ハムの吉田賢吾捕手(25)が24日、沖縄・名護での先乗り自主トレに参加し、人生初の二塁挑戦に意欲を燃やした。本職の捕手に加え、一塁、三塁、左翼をこなす強打のユーティリティーが、さらなる可能性を見いだし、レギュラー奪取を目指す。

 南国の強い日差しを浴びながら「二塁手・吉田」が軽快な動きを見せた。名手・上川畑や山県らと、二塁でノックを受け、「守れる場所を増やしていけばキャッチャーもできるだろうし、ベンチに置いておきやすくなると思うので、そこはうまく使いながら、いいところを伸ばしていきたいなと思います」。昨季は捕手登録ながら一塁で3試合、左翼で18試合に出場。昨年10月のフェニックス・リーグでは首脳陣からの打診もあり人生初という二塁での出場も経験したユーティリティーが、さらなる可能性を模索している。

 オフは昨年に続きDeNA・宮崎に弟子入りし宮崎県内で合同トレを敢行。食事の面では約2週間、炭水化物を完全にシャットアウトし肉体改造に着手した。「その中でも体重をキープするために、鶏を何羽食べたか分からないぐらい、とんでもないくらいの鶏を食べました」と、高たんぱくな宮崎の地鶏を中心に食トレを行った。朝食では卵10個の卵白だけを使った低脂質なホワイトオムレツを、焼き肉では、脂の少ない赤身を重点的に摂取し、理想の体を追い求めた。

 首位打者2回の宮崎からは打撃技術だけでなく、己を追い込む姿勢を学び、「走る量もウェートの量も、自分から求めていく姿勢っていうのが、長く一流でやられている秘けつ」と、意識の高さに感銘を受けた。

 ソフトバンクから移籍1年目の昨季は、自己最多の47試合に出場し、打率2割1分7厘、プロ1号を含む4本塁打をマークした。新庄監督は1月7日のスタッフ会議で、「後半、吉田君のバッティングも良かったでしょ」と名指しするなどセンス抜群の打撃を評価する。「個人的には1、2番を打ちたい」と吉田。

グラブは捕手、一塁、内野、外野と4つを持参した25歳がレギュラー奪取へ自らの可能性を広げていく。(川上 晴輝)

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