パドレスのダルビッシュ有投手(39)が、現役を引退すると24日(日本時間25日)、パ軍の地元メディア「サンディエゴユニオントリビューン」のK・アシー記者が報道。一方でダルビッシュも直後に自身のXで「現時点で引退を発表するつもりはありません」と意向を明らかにした。

 ダルビッシュは同報道を受けて「記事を見たかもしれませんが、私は契約の無効化(破棄)に傾いているとはいえ、まだパドレスと話し合うべきことが多く、細かな点はこれから決まる段階です。また、現時点で引退を発表するつもりはありません。今は肘のリハビリに完全に集中していて、もし再び投げられる段階まで回復できたら、いったんゼロからやり直して競争するつもりです。その段階まで来た上で、それができないと感じたら、その時に引退を発表します」と英文でポストした。J・ウルフ代理人も「ユウは最終決定は下していない。現在も協議を続けている、複雑な問題だ」とコメントを発表している。

 「サンディエゴユニオントリビューン」は「パドレスの投手ダルビッシュ有が、メジャーリーグでこれ以上投げるつもりはない。39歳の右腕で、この時代を代表する先発投手の一人であるダルビッシュは、契約が残り3年4300万ドル(約67億円)ある中で引退する意向を、球団側に伝えた」と同紙電子版で伝えていた。

 ダルビッシュは昨季、右肘の炎症のためILで開幕を迎え、15登板で5勝5敗、防御率5・38と本来の投球はできなかった。昨年11月、右肘の内側側副靱帯修復手術を受け、今季全休が確定している。

 両者を総合すると、3年4300万ドルの残りの契約を破棄する方向ではある模様。この動きから地元紙は引退と報じたが、ダルビッシュは肘のリハビリに集中し「もし再び投げられる段階まで回復できたら、いったんゼロからやり直して競争するつもり」と断言した。

自身の契約を破棄すれば、球団は総年俸枠の負担を大きく軽減できる。その上で「やり直して競争する」とまで言い切っており、再起に全てを賭ける覚悟がうかがえる。

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