俳優・吉沢亮主演の「国宝」(李相日監督)が、第98回アカデミー賞のメーキャップ&ヘアスタイリング賞に日本作品では初めてノミネートされた。英ブックメーカー(賭け屋)の受賞予想によると、同作は現時点では残念ながら下位にとどまるが、アカデミー会員による投票はこれからだけに、巻き返しに期待がかかる。

 5作品がノミネートされている同賞で、現在のところ最も受賞に近いとされるのが、「フランケンシュタイン。2018年に「シェイプ・オブ・ウォーター」で作品賞、監督賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督作品で、世界的に知られるフランケンシュタイン男爵を描いたホラー作品だ。日本では昨年10月に一部劇場で公開された後、Netflixで配信されている。

 ブックメーカーのウィリアムヒル社、ラドブロークス社とも、オッズは1・05倍(1月23日現在)と圧倒的だが、「国宝」も含めたそれ以外の4本は、ほぼ横並びに近い状態。「国宝」は歌舞伎の女形という日本独特の伝統芸能における化粧や結髪などが忠実に表現されており、初めてその神髄に触れた投票者も多いとみられるだけに、改めて評価される可能性は十分にあると考えられる。

 最終投票は2月26日から3月5日にかけて実施。各賞の発表と授賞式は、3月15日(日本時間16日)に米ロサンゼルスで行われる。

 ▼現在のブックメーカーの予想(数字は1月23日現在のオッズ、順にウィリアムヒル社、ラドブロークス社)

・「フランケンシュタイン」(Netflixで配信中) 1・05 1・05

・「罪人たち」(PrimeVideoなどで配信中) 15 17

・「スマッシング・マシーン」(5月15日公開) 15 11

・「アグリー・シスター 可愛いあの娘は醜いわたし」(公開中) 26 21

・「国宝」(公開中) 26 21

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