◆第31回プロキオンS・G2(1月25日、京都・ダート1800メートル、良)

 東西で2重賞が25日に行われ、第31回プロキオンS・G2(京都)はロードクロンヌ(横山和)が1番人気に応えて重賞初勝利を飾り、フェブラリーS・G1(2月22日、東京)への優先出走権を獲得した。

 人馬の意地で、重賞での惜敗続きに終止符を打った。

ロードクロンヌは終始3番手の好位置をキープ。直線は最内につけたサンデーファンデーとの一騎打ちに。横山和のゲキに応えるように、砂煙を巻き上げてジワジワと前へ接近。鞍上の腕が伸び切るほど、目いっぱいに追われるとゴール前で首差だけ前に出た。

 これまで重賞では2着3回、3着2回で6戦連続の挑戦だった。待望の初タイトルに導いた横山和は「オーナーさん、四位さん、普段から良くしていただいている厩舎スタッフにも、ちょっと恩返しできたかなと思います」と笑みがあふれた。

 本来の姿を取り戻してつかんだ勝利だった。関東圏への輸送で渋滞に巻き込まれた前走の浦和記念は、馬体が減り手応えも普段のものではなかった。今回はプラス12キロで500キロに回復し、1番人気に応えることができた。鞍上は「しっかりと自信を持って、馬と一緒にリズム良く走って、それで結果が出なければ仕方がないなというつもりで競馬をしました」。抜群の折り合いで人馬一体となり、7年連続の重賞勝ちを手にした。

 四位調教師は騎手時代に13年アドマイヤロイヤルで制覇し、史上初の騎手&調教師でのV。

「あとは勝ち運だけ」ともどかしく思っていた5歳牡馬のG2勝利に、指揮官は「よかったです。ホッとしました。パドックも良かったし、スムーズな競馬で、100点じゃないですか」とほほえんだ。

 大舞台が視界に入る。今後についてトレーナーは「馬の状態を見ながらですけど、八割方フェブラリーSへ行くことになるかなと思います」と、うなずいた。初のG1挑戦へ準備を整えていく。(松ケ下 純平)

 ◆ロードクロンヌ 父リオンディーズ、母リラコサージュ(父ブライアンズタイム)。栗東・四位洋文厩舎所属の牡5歳。北海道新ひだか町のケイアイファームの生産。通算15戦5勝(うち地方1戦0勝)。総獲得賞金は1億7123万2000円(うち地方1400万円)。重賞初勝利。

馬主は(株)ロードホースクラブ。

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