静岡県高校サッカー新人戦準々決勝が25日に行われ、ベスト4が決まった。藤枝東は藤枝明誠との「ダービー」を1―0で制し、1年前に0―4で敗れた借りを返した。

前半19分にFW増田瑛斗(2年)が先制点を奪うと、明誠のロングスロー攻勢をGK吉田悠真(2年)が防ぎ切った。静岡学園は8―0で浜松東に大勝。磐田東は2年連続、常葉大橘は6年ぶりに4強入りした。準決勝は31日に行われる。

 藤枝東・増田はチャンスを逃さなかった。前線からのプレスが奏功し、主導権を握り続けて迎えた前半19分。左サイドを突破したMF望月瑠斗(2年)のシュートが、相手に当たってゴール前に転がったところを押し込んだ。

 昨夏からエースFW木全悠太(3年)と併用の形で先発を務めてきた。今月3日から行われた「裏選手権」ことニューバランスカップでも準優勝に貢献。しかし足を痛めてしまい、24日の3回戦で復帰したばかり。「こぼれ球に詰めようと思っていた」と今大会初ゴールを喜んだ。

 絶対に負けられない相手だった。

「同じ市内のチーム」という特別な意識もあるが、ちょうど1年前の新人戦準々決勝で、0―4で完敗していた。その後の県総体や県選手権では雪辱したものの、その勝利では忘れられない「悔しさがありました」。

 後半の明誠の猛攻も全員ではね返した。ロングスローで何度もゴール前まで攻め込まれたが、身長170センチのGK吉田が跳び上がってガッチリとキャッチ。風も強く難しい状況だったが、「覚悟を持って前に出ました」と胸を張った。「藤枝ダービー」の勝利に「新年の1発目で勝ったことで勢いがつきます」と声を弾ませた。

 決勝点をアシストした望月も、「無失点で勝てたことは大きい」と大きくうなずいた。6年ぶりの優勝まで、あと2つ。次の常葉大橘戦もチーム一丸で勝つ。(里見 祐司)

編集部おすすめ