楽天・黒川史陽内野手(24)が不動のレギュラーとして全試合出場を目指す。27日に仙台市内で自主トレを公開。

6年目の昨季は自己最多の83試合に出場して打率2割9分9厘、4本塁打、33打点とブレイクした。今オフは阪神・西純らと自主トレを行いながら、長打力とフィジカルを強化。スケールアップした打撃を発揮し、チームの中心としてシーズンを完走する。

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 “2年目”に臨む黒川などの若手選手が今季逆襲のキーマンになる。

 昨季はAクラス入りを逃したが、若手野手が続々と台頭。宗山がルーキーながら遊撃の定位置をつかむと、黒川と中島もレギュラーを奪った。希望の光を照らし続けていた。

 今オフ、チームは主に先発陣を重点的に補強した。11年ぶりに国内復帰した前田健、MLB通算10勝右腕のコントレラス、同通算44勝右腕のウレーニャが新加入。ドラフトでも1位で藤原=花園大=、2位で伊藤樹=早大=を指名し、即戦力投手を上位で連続獲得した。

 その反面、野手の補強は現役ドラフトを除くと、伸びしろを込みで獲得したマッカスカーのみにとどめた。新選手の獲得が必ずしもチームの成績向上につながるわけではない。

ゲームの世界とは異なる。既存選手にフタをしない編成に、成長著しい若手野手陣への期待がにじむ。

 プロは生き馬の目を抜く世界。弱点などが見つけられれば、すぐに攻略の糸口にされる。2年続けて結果を残すことは簡単ではない。三木監督も宗山、中島、黒川らの名前を挙げて「1軍で足がかりをつかんでさらに、と意気込んだ時にまた新しい壁にぶち当たると思う。そこを乗り越えて成長してほしい」と、奮起を促している。

 昨季飛躍の糸口をつかんだ若手選手らが目指す2年連続での活躍。さらなる成長曲線を描いた時、チームは一気に強固になる。

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