東京映画記者会(スポーツ報知など在京スポーツ紙7社で構成)が選ぶ「第68回(2025年度)ブルーリボン賞」が27日に決まった。半年間の肉体改造で体重を7・5キロ増量させて「ナイトフラワー」(内田英治監督)の格闘家・多摩恵役を熱演した森田望智(29)が助演女優賞に選ばれた。

 何より演技することが大好きで、生きがいだ。「お芝居をしている時が一番、生きている感じがするんです。演じていると、周りのカメラも見えなくて、人物同士の気持ちだけになる瞬間がある。それを味わいたい」。格闘技のシーンでも「戦うことに集中して、邪念が吹き飛ばされる感覚になった。生きている実感を味わうために戦っていると思えた。お芝居をしていないと味わえない感情に出会えたことが幸せです」と充実感たっぷりの笑顔を見せた。

 演技に対する誠実な姿勢が持ち味だ。内田監督は「全裸監督」のオーディションで森田の演技ではなく、ほかの人の演技を見ている森田の姿勢を見て合格を与えたという。「お芝居のうまさじゃなく、私の覚悟、純粋なお芝居への真摯(しんし)な気持ちを受け取ってくれたんだと思います」。だからこそ、「下手でも必死に演じ続けないといけない」と心に刻んでいる。

 今はすっかり通常の体形で「通常の食事にしたら、すーっと体重が減ってやせました。

落とす方が簡単でしたね」と涼しい顔だ。現在は舞台「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出演中で、その後はヒロインを務める朝ドラ「巡るスワン」(27年度前期)の撮影を控える。ブルーリボン賞を糧に、一層の活躍が期待される。(有野 博幸)

 ◆森田 望智(もりた・みさと)1996年9月13日、神奈川県出身。29歳。2011年、CM出演をきっかけに女優活動を開始して映画「一週間フレンズ。」(17年)、ドラマ「賭ケグルイ」(18年)などに出演。19年のNetflix「全裸監督」で脚光を浴び、24年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」、Netflix「シティーハンター」などに出演。身長163センチ。血液型O。衣装=ブラウス/ハルノブムラタ、リング/ジュスティーヌクランケ(ともにザ・ウォール ショールーム)、イヤーカフ/リューク

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