【ペルージャ(イタリア)27日=倉石千種】バレーのイタリア1部(セリエA)ペルージャに所属する日本代表の石川祐希が27日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第4戦のホーム・ラスパルマス戦(28日)に向けた前日会見に出席した。チームは3連勝でC組首位に立つ。

石川は、リーグ戦と合わせて今年8試合目の過密日程を戦うチームに貢献する決意を明かした。

 25日のセリエAトレンティーノ戦(3〇1)から中2日で迎えるラスパルマス戦。「今月は1週間に2度試合があるので、準備する時間は少ないが、クオリティーの高い練習をしている。(過密日程で)フィジカルはパーフェクトではないが、精神的には正しいメンタリティーで臨まなければならない」と準備を整えていく考えだ。

 8日のアウェー戦では3―2で勝利した。「ラスパルマスはエキスパートで技術的に優れたチーム、サイドアウトに優れ、いいゲームをする。ラインが安定しているチームで挽回も得意。ペルージャはトレンティーノとの試合の疲れを早く取り戻して、チャンピオンズリーグの道を歩まなければならない。(相手は)きっと勝ち点を挙げに来る」と気を引き締めることも忘れなかった。

 欧州各国のチームと戦うCLは国内リーグ戦と違い、試合の中で相手の特長をつかんでいくという。戦い方の違いを問われた石川は「少し、違いはあると僕は思う」と明言。その理由を「イタリアのリーグではお互い、チームも選手たちもよくわかっており、慣れているが、一方でチャンピオンズリーグは、ほとんどが新たなチーム、新たな国との対戦となるので、そんなによくわからない。

試合の始めは、対戦相手がどういうゲームをするか、見なければならない」と説明した。

 その上で「前半戦(第1戦)が終わる頃には、どんなゲームをするかもう理解している。だからこの後半戦には、よりいい試合ができる。前回彼らは、かなり攻撃的だった。前半戦には(把握するために)第1セットを利用していたが、(2戦目は)多くのことが理解できる」と続けた。

 そのラスパルマス戦で出場するか、という問いには「確かに常にプレーしたい」と微笑み、「でもセメ(セメニウク)もオレ(プロトニツキ)もいいプレーをしているので試合に出たら、僕はいいプレーをしたい。えーイエス、試合を楽しみたい」と話した。

 今後の目標については「試合毎に勝ちたい。全ての選手が望むように、目標は、全ての大会でフィナーレ(決勝)へ行くこと。僕はまだイタリアのリーグでスクデットを獲得したことがないので、スクデットを獲得したい。でも僕は常に試合毎に集中しているので、未来のことは考えない。今前にあることを考える」と強調した石川。

「強い選手たちがたくさんいる。メンタリティーが違う。すべてのチームに、こんなに強い選手たちが揃ってはいないから、違いはある。それはペルージャと他のチームとの違うところ」と誇るチームとともに、目の前の勝利を積み重ねていく。

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