2019年にホッカイドウ3冠を達成し、南関東でも活躍したリンゾウチャネル(牡10歳、大井=小林・荒山勝徳厩舎、父モンテロッソ)が1月23日付で地方の競走馬登録を抹消し、引退したことが28日までに分かった。

 1月3日の川崎マイラーズを目指していたが、放牧先で右前の繋(つなぎ)の部分を骨折。

管理した荒山勝調教師は「復帰は難しいと判断し、引退することになりました。移動できるようになったら、生まれ故郷の牧場(北海道新冠町・川上牧場)に戻って余生を過ごすとのことです。うちの厩舎に来て、なかなか重賞を勝てなかったのですが、昨年の秋に勝って、それが6年ぶりで。いつも一生懸命に走って、本当にファンの多い馬でした。北海道にいたときは3冠も取って、本当に素晴らしい馬でした」と振り返った。

 同馬は2018年6月に門別の堂山芳則厩舎からデビューし、9月のジュニアグランプリ(盛岡)で重賞初勝利を飾った。19年には北斗盃、北海優駿、王冠賞を制してホッカイドウ3冠を達成。16年に導入された「3歳馬三冠報奨金」獲得の第1号となり、馬主には2000万円が贈呈された。園田に遠征した楠賞では単勝1・0倍の圧倒的支持に応えて完勝。19年度のNARグランプリ3歳最優秀牡馬に選出された。

 20年には船橋の矢野義幸厩舎に移籍し、21年秋には古巣の門別・堂山厩舎に復帰。22年からは大井=小林・荒山勝厩舎に所属し、昨年8月にはスパーキングサマーC(川崎)で約6年ぶりの重賞勝ちを決めていた。

昨年10月のマイルグランプリ(大井=8着)が現役最後のレースとなり、通算55戦16勝(重賞6勝)。総獲得賞金は1億6085万5000円(地方のみ)だった。

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