ミズノは28日、スピードスケートミラノ・コルティナ五輪日本代表が着用するレーシングスーツを開発したと発表した。スポーツ庁「先端技術を活用したHPSC基盤強化事業」を受託する独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)から依頼を受け、日本スケート連盟、JSCハイパフォーマンススポーツセンター国立スポーツ科学センターと共同で開発した。

 スピードスケートのレーシングスーツの開発においては、競技中の“スケーティング動作”のサポートと“空気力学上の低抵抗”をいかに実現できるかが重要な要素となる。今回のレーシングスーツは、前回大会の2022年北京五輪モデルから設計を大きく見直し、新たに開発したニット素材を採用することで風速12~16メートルにおける空気抵抗を平均約3%削減することが可能となった。

 また、レーシングスーツは、ミズノテクニクス氷上工場で開発サンプル製作から生産、大会や合宿地などで選手の要望に応じた微調整などを行っている。選手の要望にタイムリーに対応できる体制を整え、選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートする。

 ◆スピードスケートレーシングスーツの特長

 ▽空気抵抗減を追求した新設計 今回のレーシングスーツは、スピードスケートの速度域における、低速域から空気抵抗が低減する設計をしている。今モデルから、表面生地と内側の生地を合わせた2層構造を採用し、凹凸の高さと滑らかさを両立している。また、適切な部位にそれぞれの素材を配置することで、空気抵抗の低減に寄与している。

 ▽スケーティング時の動作サポートと動きやすさを追求したニット素材 スーツ本体は、強度の高いウレタンラミネート素材を配置し、スケーティング時の体幹をサポートしている。肩部分や背面・脇・首等にニット素材を配置することにより、滑走時の快適性をサポートする。

 ▽デザイン レーシングスーツのデザインは、ホワイトとブラックを基調。フード部・脚部のグラフィックは、スケーターの内側に宿る情熱が燃え上がる瞬間を表現している。微妙なコントラストと光の表情は、静と動のバランスを描き、アスリートの感情の旅路を伝えている。

また、「JAPAN」ロゴのフォントは、日本的要素の「枯山水」とデザイン要素の「ストライプ」をミックスしており、ロゴのカラーは、ゴールドを採用しスケーターの勝利を応援する。

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