NHKの新会長に25日付で就任した井上樹彦(たつひこ)氏が28日、東京・渋谷の同局で就任会見を行った。

 内部出身者の会長としては18年ぶり。

「従来の前提にとらわれず、発想を転換して柔軟かつ俊敏に行動できる組織へと進化していかなければならない」と抱負を語った。

 26日には全職員に向けて「1つのチームとして難題に総力戦で挑む、という思いを私自身の言葉で伝えた」と明かした。その上で「NHKグループ全体の総合力を最大限に発揮するために、組織の壁を越えて知恵と力を用いる文化をさらに根付かせたい」と決意。「いつでもどこでも誰にでも価値を届ける新しい公共メディアとして、行動力と実行力の両輪を強めていきたい」と構想を明かした。

 井上氏は早大卒業後、1980年に入局。長崎放送局、政治記者、編成局長などを経て2023年に副会長に就任した。会長職は6人連続で外部からの登用が続いていたが、内部職員からの会長は08年に退任した橋本元一氏以来となる。

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