NHKの新会長に25日付で就任した井上樹彦(たつひこ)氏が28日、東京・渋谷の同局で就任会見を行った。

 福岡・久留米市出身で趣味はギター。

久留米藩校の流れをくむ明善高時代の仲間とは、「我々年代の星」と憧れる吉田拓郎の曲などを今でも演奏するという。

 現在放送中の朝ドラ「ばけばけ」の主題歌を担当するハンバートハンバートについては、約20年前からのファン。「当時は観客が自分も入れて数人だった。ブレイクする前に歌ったこともある」と笑った。

 井上氏は早大卒業後、1980年に入局。長崎放送局、政治記者、編成局長などを経て2023年に副会長に就任した。政治記者時代は主に三木武夫元首相が率いた三木派を担当。後継の河本派から1989年に海部俊樹首相が誕生したことで「私も運命が好転した。取材のエリアが広がり、記者として充実していた」と振り返った。

 会長職は6人連続で外部からの登用が続いていたが、内部職員からの会長は08年に退任した橋本元一氏以来、18年ぶりとなる。

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