第70回金盃・S2は1月28日、大井競馬場でステイヤー15頭が2600メートルを争った。1番人気のグリューヴルム(矢野貴之)が粘るリベイクフルシティをゴール前で差し切り、重賞初制覇。

国内のダート重賞では最も距離が長い名物競走を優勝し、長距離路線に名乗りを上げた。1、2着馬にはダイオライト記念・Jpn2(3月11日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 ディオスバリエンテ、グランデマーレが後続を大きく引き離して先行する中、3、4番手を追走したグリューヴルム。2周目の3コーナー手前でグッと差を詰めると直線は外から脚を伸ばし、先に抜け出したリベイクフルシティをじりじり追い詰め、きっちりと首差だけ差し切った。勝ちタイムは2分50秒1。

 南関東に移籍して7戦目での重賞制覇に、手綱を執った矢野貴之はガッツポーズ。「接戦に強いイメージがなかったので直線は外から行ったが、器用に立ち回って勝負強さを見せてくれた」と喜んだ。

 内田勝義調教師は「JRAから来てすぐに重賞を勝てると思ったが、時間がかかった。勝てて良かった。前走より状態は良かったし、4コーナーの手応えで何とかなると思った」と早い段階で勝利を確信していたことを語った。次走は馬の状態とオーナーと相談のうえ決められる。

 ◇グリューヴルム 父キズナ、母リュシオル(父クロフネ)。

川崎・内田勝義厩舎所属の牡7歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算23戦6勝(うちJRA16戦4勝)。総獲得賞金は1億1816万1000円(うちJRA7248万1000円)。重賞初制覇。馬主は(有)キャロットファーム。

編集部おすすめ