フリーの石井亮次アナウンサーが28日、大阪市中央区の朝日生命ホールで開催されたピン芸人NO1を決める賞レース「R―1グランプリ2026」の準々決勝に出場。「アナウンサーあるあるネタ」を4分間披露して客席を沸かせた。

 サンパチマイク一本のしゃべくりで勝負。東大阪市出身とあって、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜・後1時55分、CBCテレビ制作)などで話す共通語ではなく、終始コテコテの大阪弁で演じた。前半の3分は「ゴゴスマ」などの生放送中に実際に体験した笑い話で、後半の1分はしっかり「自分で考えた」というダジャレ風味の一発ネタで笑いを取った。

 しかしネタ終了後の囲み取材に現れた姿は痛々しかった。目は充血し、唇にはでき物をつくっている。さらに昨年末に発症した右腰のヘルニア痛がこの日の朝になって再発した。「椎間板も飛び出すプレッシャー」と苦笑いの48歳。しかし舞台という戦場には強い味方がついていた。

 「ゴゴスマの衣装そのままで(名古屋・CBCテレビから大阪に)来たんですけど、父の形見のネクタイをつけたんです」

 2015年10月に亡くなった父のネクタイを、三回忌だった17年10月に着用して「ゴゴスマ」に出演したところ、その日に「初めてライバル番組の視聴率を上回ったんです」。日本テレビ系情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」を数字で打倒した記念日になったという。

 大阪出身とあって「芸人さんへのリスペクト」と、番組などでつきあいのある芸人の後押しもあって決断したR―1出場。「手応えはそんなになかったです」と謙虚に振り返ったこの日の合否は29日に発表される。

今大会は史上最多の6171人がエントリーしており、準々決勝は東京、大阪の両会場で石井アナを含め計122人が登場。昨年は準決勝に34人、決勝に9人が進出している。果たして“国民的昼の顔”は異業種でも頂点をつかめるか。

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